2012年10月9日火曜日

■大阪府学テ結果公表 正答率最大18ポイントの開き


大阪府学テ結果公表 正答率最大18ポイントの開き
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121003-OYT8T00726.htm
(2012年10月3日  読売新聞)

 大阪府内の小学校6年と中学校3年を対象に実施された府独自の学力テスト「府学力・学習状況調査」の市町村別の結果が1日、公表された。

 平均正答率は最大で18ポイントの開きがあり、各市町村の教育委員会は結果を踏まえ、学力向上の取り組みを検証していく。

 テストは私立を含む32市町村の小学校624校、中学校299校の計9万7780人が参加し、6月に行われた。小学生は国語と算数、中学生は国語、数学、英語で、国語と算数・数学は基礎的なA問題と、応用力をみるB問題がある。公表されたのは、私立を除く市町村別の平均正答率で、小学校は科目によって最大で13~18ポイント、中学校では9~15ポイントの差が出た。昨年度も小学校は7~14ポイント、中学校で10~18ポイントの差があった。

 全科目で府平均を上回った池田市では、外部講師に委託し、自分の意見を発表したり、討論でコミュニケーション力をつけたりする授業を行っている。市教委は「一定の成果が出たが、B問題は、良いとまではいえない」と分析した。

 一方、東大阪市は2009年度から、全小中学校に学力向上に重点的に取り組む教員を配置し、放課後学習などを実施。「まだまだ課題が多いが、学習意欲は向上しており、学力につなげていきたい」とする。

 河内長野市は昨年に比べ、小学校の国語Bが0・8ポイントアップした。本の感想を書く「読書ノート」に取り組んでいるといい、「こうした活動が実を結んだと思うが、もっと基礎と活用をリンクできるような授業を目指す」としている。

 市町村別の結果や児童・生徒へのアンケート結果は、府教委のホームページでも公表されている。





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