2012年10月9日火曜日

■学校って、必要なの?


学校って、必要なの?
雑誌『En Rich』での内田樹氏のインタビュー③
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=269399
 
-その意味でも「責任を取る」というのは大きな祈りの言葉ですね。武道でいうと、予見的な身体能力といいますか、先ほどの、相反するものを同時にやったときに非常に高いパフォーマンスが出ることにつながるかと思うのですが、そういった知恵を、学校教育をはじめ身近なところに落とし込む手法はないものでしょうか。

今の学校教育というのは、子どもたちを競争させて、数値的にランクづけをしている。
相対的優劣を競わせて、勝者に褒美を、敗者に罰を与えれば人間はその能力を開花させるという「競争信仰」が学校を覆い尽くしていますけれど、これは現場の実感からすると、まったく非現実的なことです。

競争させても、学力なんか伸びません。逆に、どんどん劣化してくるんです。

僕が合気道という武道を通じて教えているのは、「生きる知恵と力」をどう伸ばすかということです。武道では強弱勝敗巧拙を論じません。他者との相対的優劣は問題じゃないんです。競争相手がいるとしたら、それは「昨日の自分」です。昨日の自分よりどれくらい感覚が敏感になったか、どれくらい動きが冴えたか、どれくらい判断力が的確になったか、そういうところを自己点検することが稽古の目的であって、同門の誰より技が巧いとか、動きが速いとかいうことには何の意味もないのです。

競争というのはルールがあって、審判がいて、勝敗や記録のつけ方が決まっている競争です。武道が設定している状況は、生き死にです。

どこで、何が起きても生き延びる。それが武道修業の目的です。武道的な意味での「敵」とは、自分の生きる力を殺ぐものすべてがカウントされる。天変地異も、病気も老化も家庭不和も仕事上のトラブルも、全部そうです。どれも自分の心身のパフォーマンスを損なう。それがもたらすネガティブな影響をどう抑止するか。それが武道的な課題なんです。

武道はもともと戦技であって、競技じゃない。

戦場に放り込まれたときに、「こんな不利なルールではゲームはできない」とか「こんな弱兵では戦えないから精兵と取り替えてくれ」いうような要請はできません。手持ちの資源でやりくりするしかない。その弱兵たちの才能をどうやって開花させ、能力を最大化させるか、それを考える。それを自分自身の心身について行うわけです。

おのれの潜在可能性を爆発的に開花させるためには、何をすればよいのか。

やればわかりますけれど、才能開発の最大のトリガーは「相互扶助」なんです。
「自分が守らなければならないものがいる」人間は強い。自分の能力の受益者が自分ひとりである人間は弱い。

遭難した場合でも、家で妻子が待っているという人は、独身者よりも生存確率が高いことが知られています。そういうものなんです。

集団もそうです。メンバーの中の「弱い個体」を守るために制度設計されている集団は強い。「強者連合」集団は強いように思えますが、メンバー資格のない「弱い個体」を摘発して、それを叩き出す作業に夢中になっているうちに、集団そのものが痩せ細ってしまう。

競争的な発想をすると、修業の目的は地球上の70億人全員を倒してチャンピオンになるということになる。

すると、論理的には自分以外の70億ができるだけ弱くて、愚鈍で、無能であることを願うようになる。できれば、この世界にいるのが自分ひとりで、あとは全部消えてしまうことを願うようになる。
武道の目的はそれとは逆です。地上の70億人全員が武道の達人になることが目標だからです。
すべての人間がおのれの潜在可能性を開花させ、心身の能力を最大化した状態の世界はどれほど愉快で住みやすいか。

競争的なマインドの人は、つねにどうやったら周りの人間の心身の発達を阻害し、能力を下げることができるかを考える。

閉鎖集団内部での相対的優劣を競う限り、自分の能力を高めることと、他人の能力を引き下げることは同義ですから。日本の場合は、競争原理によって、これにみごとに成功した。その結果、全員が全員の足をひっぱるような情けない社会ができてしまった。
競争は国を滅ぼす。僕はそう考えています。




■大阪府学力テスト:泉佐野、学校別の成績公表 学校・保護者に賛否


大阪府学力テスト:泉佐野、学校別の成績公表 学校・保護者に賛否
http://mainichi.jp/feature/news/20121002dde041100028000c.html
毎日新聞 2012年10月02日 東京夕刊

 大阪府泉佐野市は2日、府教委が今年6月に実施した小中学生対象の学力テストの結果について、市内の全小中学校ごとの平均正答率を公表した。個別の成績の公表は学校の序列化につながるとの指摘があり、文部科学省は「全国で初めてではないか」としている。府教委は同市教委に対し公開しないよう求めたが千代松大耕市長は「正確な情報を公表することが行政の責務」として公表の方針を明らかにしていた。学校現場や保護者の間には賛否両論あり、今後波紋が広がりそうだ。

 学力テストは、府内の小中学生を対象に今年6月12日に実施、同市を含む31市町村が参加した。小学6年生が国語と算数、中学3年生が国語、数学、英語の試験を受け、府教委が今月1日までに、テストに参加した各市町村教委に対し個人の成績や学校ごとの正答率を通知した。

 同市は2日朝から市のホームページ上で成績を掲載。小学校は小規模校1校を除く12校分、中学校は5校分について、科目別の正答率を掲載した。

 公表の方針をめぐっては学校現場に反発があり、市教委が校長会で校長らの意見を聴取。「結果の悪かった学校にマイナスのイメージが生じる」などとする否定的な意見が多かったが、千代松市長は「教育環境の整備や学力向上の取り組みに予算を計上している。学校の学力についての誤った判断や先入観が地域の中にあり、自治体として公正で正確なデータを提供して是正したい。府教委の非公開の方針を踏まえたうえで、首長の判断で公開する」として公表に踏み切った。

 文部科学省初等中等教育局学力調査室は、「府教委や参加自治体が判断すること」と静観の構え。

 府教委の学力テストは10年度から実施。これまでは府全体と市町村別の正答率を公表していたが、「大阪維新の会」が学校別の結果の公表を求めていた。【山田泰正、山下貴史】

 ◇「序列化」批判に反論−−府知事

 泉佐野市が学力テストの全小中学校ごとの平均正答率を公表したことについて、松井一郎大阪府知事は2日、記者団に「情報が学校に伝わるのは良いことだ。結果が低いところにマンパワーも資金も投入できる」と評価。

 学校の序列化につながるとの批判には「序列を隠すことが問題。なぜ低いのかを突き詰め、学力を上げていくのは当たり前。一人一人の子どもにはプラスになる」と話した。



■大阪府学テ結果公表 正答率最大18ポイントの開き


大阪府学テ結果公表 正答率最大18ポイントの開き
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121003-OYT8T00726.htm
(2012年10月3日  読売新聞)

 大阪府内の小学校6年と中学校3年を対象に実施された府独自の学力テスト「府学力・学習状況調査」の市町村別の結果が1日、公表された。

 平均正答率は最大で18ポイントの開きがあり、各市町村の教育委員会は結果を踏まえ、学力向上の取り組みを検証していく。

 テストは私立を含む32市町村の小学校624校、中学校299校の計9万7780人が参加し、6月に行われた。小学生は国語と算数、中学生は国語、数学、英語で、国語と算数・数学は基礎的なA問題と、応用力をみるB問題がある。公表されたのは、私立を除く市町村別の平均正答率で、小学校は科目によって最大で13~18ポイント、中学校では9~15ポイントの差が出た。昨年度も小学校は7~14ポイント、中学校で10~18ポイントの差があった。

 全科目で府平均を上回った池田市では、外部講師に委託し、自分の意見を発表したり、討論でコミュニケーション力をつけたりする授業を行っている。市教委は「一定の成果が出たが、B問題は、良いとまではいえない」と分析した。

 一方、東大阪市は2009年度から、全小中学校に学力向上に重点的に取り組む教員を配置し、放課後学習などを実施。「まだまだ課題が多いが、学習意欲は向上しており、学力につなげていきたい」とする。

 河内長野市は昨年に比べ、小学校の国語Bが0・8ポイントアップした。本の感想を書く「読書ノート」に取り組んでいるといい、「こうした活動が実を結んだと思うが、もっと基礎と活用をリンクできるような授業を目指す」としている。

 市町村別の結果や児童・生徒へのアンケート結果は、府教委のホームページでも公表されている。





■大阪府下のだんじり祭りで2人重傷


大阪府下のだんじり祭りで2人重傷
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121008-OYO1T00335.htm
(2012年10月8日  読売新聞)

 7日午後1時5分頃、堺市西区津久野町の市道で、地元のだんじり祭りに参加していた男性(28)が転倒し、路面とだんじり(幅2・5メートル、長さ4・6メートル、高さ3・8メートル、重さ約4トン)の間に挟まれた。男性は数メートル引きずられ、腹などを打って重傷。西堺署によると、男性はだんじりを引き始めた際、転んだ仲間を助けようとして転倒したという。

 羽曳野市栄町では同日午後6時50分頃、地元のだんじり祭りに参加中の女性(18)が、国道166号でだんじりの車輪に足をひかれ、重傷を負った。羽曳野署の発表では、だんじりを引き始めた際に転倒したという。




■学力向上策を予算に反映 大阪・泉佐野市長が表明


学力向上策を予算に反映 大阪・泉佐野市長が表明
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121009/edc12100913090001-n1.htm
2012.10.9 13:07

 大阪府泉佐野市の千代松大耕市長は9日の記者会見で、同市立すべての小中学校に対し、府独自に実施している学力テストでの平均正答率の目標値と、それを達成するための学力向上策を10月中に各校に提出させ、2013年度の当初予算編成に反映させる方針を明らかにした。

 市長は「提出しない学校はやる気がないと判断する」とした上で、「目標を明確に定め、それに向け取り組む姿勢を示してほしい」と話した。




2012年8月2日木曜日

■準強姦:容疑で警官逮捕…少女に酒飲ませ暴行 大阪府警

[追加:ニュース動画]
http://youtu.be/bUzmXOYqr10



■大阪府警巡査長性的暴行事件 少女「無理やりやられた」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00228727.html
08/02 15:23 FNN

大阪府警の巡査長が海水浴場で少女に酒を飲ませ強姦(ごうかん)したとして逮捕された事件で、少女が「無理やりやられた」と話していることがわかった。
大阪府布施警察署の地域課の巡査長・永田昌也容疑者(27)は7月31日、大阪・貝塚市の二色の浜海水浴場で、10代の専門学校生の少女に酒を飲ませ、強姦したとして1日に逮捕された。
調べに対し、永田容疑者は、行為については認めているものの、「無理やりやったわけではない」と容疑を一部否認している。
しかし、その後の調べで、少女が一緒に遊びに来ていた友人らに、「無理やりやられた」と話していたことがわかった。
また、永田容疑者と海水浴場に来ていた同僚警察官2人が、少女の友人に胸を触るなどのわいせつな行為をしたこともわかっていて、警察は、2人についても準強制わいせつの疑いで捜査している。




■巡査長、海水浴客の中で強姦?遮るものなく複数の目撃者
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/08/03/kiji/K20120803003822930.html
[ 2012年8月3日 06:00 ]

海水浴場で知り合った少女を泥酔させて乱暴したとして、大阪府警布施署地域課の巡査長永田昌也容疑者(27)が準強姦(ごうかん)容疑で逮捕された事件で、多数の海水浴客らが周りにいる中で乱暴していた疑いがあることが2日、府警への取材で分かった。

巡査長がゴムボートを置いて乱暴した疑いがある砂浜は、周囲に遮るものがなく、複数の海水浴客が乱暴する様子を目撃していた。一緒に海水浴場を訪れていた男性巡査(23)が「巡査長に“やりすぎないように”と声を掛けたが、聞いていなかった」と供述していることも判明。府警は目撃者らから話を聞き、詳しい状況を調べている。

通報した地元観光協会によると、通行人が「トラブルになっているから警察を呼んでくれ」と差し迫った様子で駆け込んできたという。

府警によると、貝塚署員約10人が駆けつけ、現場で永田容疑者らから事情を聴いた後、任意同行した。

少女は泥酔状態だった。同署員が「急性アルコール中毒のような女性がいる」と救急搬送を要請。地元消防が病院へ運んだが急性アルコール中毒とは診断されなかった。





■警官準強姦 少女「複数の酒飲まされた」
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120802-OYO1T00836.htm

大阪府警布施署地域課巡査長・永田昌也容疑者(27)が、海水浴場で少女に酒を飲ませて性的暴行をしたとして、準強姦(ごうかん)容疑で逮捕された事件で、被害者の少女が事件前の一気飲みについて、「泡盛など複数の酒で、友達2人と何回かさせられた」と話していることがわかった。永田容疑者は、少女らと出会ってから約30分後に犯行に及んでおり、府警は当初からわいせつ目的で飲ませた可能性があるとみている。

捜査関係者によると、永田容疑者と同課の同僚4人(22~30歳)は7月31日午後3時30分頃、同府貝塚市の二色の浜海水浴場で専門学校生の少女3人と出会い、一緒に泡盛や梅酒、カクテル、リキュールなどを一気飲みした。その際、警察官とは名乗らなかった。

現場付近には当時約300人の海水浴客がいた。

目撃者の男性(29)によると、永田容疑者らは事件前、別の女性らと遊んでいたが、この女性らが帰った後、少女3人と合流。「一気コール」を繰り返し、酒をついだコップを少女らの口に近づけて飲ませ、抱きついたりキスしたりしていた。

同4時頃には被害者の少女が泥酔して立てなくなり、永田容疑者は砂浜に置いていたゴムボートへ連れて行って寝かせた。同僚らも制止しなかったという。この後、性的暴行に及んだらしく、男性は「強引なことをするので大丈夫かと思っていたが、まさか警察官だったとは」と驚いていた。

目撃者の通報で貝塚署員が駆けつけた際、永田容疑者はそれほど酔ってはいなかったといい、調べに「申し訳ない。でも無理やりではない」と泣きながら供述しているという。



永田容疑者らの勤務先の布施署(東大阪市)では、2日の朝礼で、洲崎裕署長が署員に事件の経緯を説明し、綱紀粛正を指示。榎原章人副署長は読売新聞の取材に「監察室が調べており、私からは何も言えない」と話した。府警にはこの日午前8時半までに、事件に関する苦情や抗議の電話が約30件寄せられたという。

(2012年8月2日  読売新聞)




■大阪府警の警官が集団で性的暴行
http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/yukanga/2012/08/post-701.html
[2012/08/02] マイナビニュース

大和警察署(神奈川県大和市)の男性警察官4人が同僚の女性警察官に対して、集団でセクハラを行った事件がメディアで報じられたが、また警察官による性的な事件が発生した。酒に酔った少女に性的暴行を加えた容疑で、警察官A(27)が逮捕されたのである。

2012年8月21日付の毎日新聞によると、事件が起きたのは大阪府貝塚市の海水浴場。大阪府の布施警察署に勤務している警察官Aは、「同僚警察官4人(22~30歳)と海水浴場に行き、少女ら3人と知り合った」。そして、彼らは「少女に酒を一気飲みさせて泥酔させ、ボートに寝かせ」、警察官のうちの1人が少女に性的暴行を加えたのである。

警察官Aは準強姦の容疑で逮捕され、一緒に海水浴場へ行った警察官2人も、「他の少女1人をボートに乗せ、海上で胸を触るなどした」ことから準強制わいせつの疑いで警察に調べられている。

ちなみに、彼らの容疑には「準強姦」「凖強制わいせつ」といずれも「準」の文字が付いている。これは、女性をまともな判断ができないような心の状態にしたり、抵抗ができない状況の中で「強姦」や「強制わいせつ」を行った場合、それらの罪の頭に「準」を付けるという刑法のルールに基づく。

つまり、警察官Aは10代の少女を強姦し、他の警察官2人は別の少女にわいせつな行為を行ったが、彼らはその行為を少女らを泥酔させた上で行ったので「準」という文字が付いているにすぎない。一般的に「準」といえば、「正式なものに次ぐ」とイメージしがちであることに注意したい。

大阪府警は、「警察官として言語道断の行為で、極めて遺憾だ。被害者の方におわびを申し上げるとともに、厳正に対処する」とコメントしている。こうなってくると、警察官による性的な事件は全国各地で起きており、たまたまそれをメディアが報じていないのではないか、などとうがった見方をせざるをえなくなる。

いや、そう思われても仕方のないような雰囲気が、いまの警察にはある。しかし、警察官による性的な事件がこれだけ頻発しているのだから、神奈川県警やら大阪府警が謝罪したり対処して済む問題ではなかろう。事は、警察庁が対処すべき段階にまで発展していると思うのだが……。

おそろしいのは、神奈川と大阪の事件ではいずれも、「複数」の警察官が関与しているという事実である。セクハラをしている警察官がいて、それを見逃す警察官がいる。強姦をしている警察官がいて、それを見逃しながら自分も強制わいせつをする警察官がいる。

「セクハラ」や「強姦」という言葉を、「殺人」や「強盗」などに入れ換えてみる。すると、事件の深刻さが浮き彫りになる。警察とは、誰のために、何のために、存在するのか。そんなことを考えさせられる今日この頃である。(谷川 茂)




■準強姦:容疑で警官逮捕…少女に酒飲ませ暴行 大阪府警
http://mainichi.jp/select/news/20120802k0000m040115000c.html
2012年08月01日 毎日新聞 

大阪府貝塚市の海水浴場で酒に酔った10代後半の少女に性的暴行を加えたとして、府警は1日、準強姦(ごうかん)容疑で府警布施署地域課巡査長、永田昌也容疑者(27)=同府箕面市今宮3=を逮捕した。永田容疑者は「無理やりやったわけではない」と容疑を否認している。

逮捕容疑は先月31日午後4時ごろ、貝塚市の「二色の浜海水浴場」の砂浜に置いたゴムボートの上で、泥酔した専門学校生の少女に性的な暴行を加えたとしている。

府警によると、永田容疑者は布施署の同僚警察官4人(22〜30歳)と海水浴場に行き、少女ら3人と知り合った。永田容疑者は少女に酒を一気飲みさせて泥酔させ、ボートに寝かせたという。周囲には他の海水浴客がおり、目撃者が「女性がいたずらされている」と通報。駆け付けた警察官が永田容疑者に事情を聴いていた。永田容疑者は07年4月に採用され、現在は東大阪市内の交番で勤務している。




■警官、少女酔わせ準強姦容疑 大阪府警逮捕、同僚も疑い
http://www.asahi.com/national/update/0802/OSK201208010184.html
2012年8月2日2時30分

海水浴場で10代後半の少女を酒に酔わせて強姦(ごうかん)したとして、大阪府警は1日、府警布施署(東大阪市)の地域課巡査長・永田昌也容疑者(27)=大阪府箕面市今宮3丁目=を準強姦容疑で逮捕した。海水浴場に一緒に行った同僚署員2人が、少女の知人にわいせつな行為をした疑いもあり、準強制わいせつ容疑での立件を視野に調べている。

府警監察室によると、永田容疑者は7月31日午後4時ごろ、大阪府貝塚市の二色の浜海水浴場で、専門学校に通う10代の少女=府内在住=に酒を飲ませ、泥酔させたうえで、浜辺に置いてあったボートで強姦した疑いがある。永田容疑者は「無理やりしたわけではないが、そういう行為をしたことは間違いない」と、一部否認しているという。

永田容疑者は、22~25歳の巡査3人と、30歳の巡査長の計5人で31日午前10時ごろ、海水浴場に遊びに来た。いずれもこの日は休みだった。バーベキューをして酒を飲んだり、女性に声をかけたりしたあと、被害少女を含む専門学校生の少女3人のグループと知り合った。うち少女1人は「一緒に写真を撮ろうと(警察官に)話しかけた」と、府警に説明しているという。



2012年7月28日土曜日

■大阪・貝塚、自殺高校生が15万円支払う念書

■15万円支払う念書書かされる 大阪の高校生自殺 
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2800F_Y2A720C1000000/
2012/7/28 16:43

大阪府貝塚市で昨年10月、同府泉佐野市の定時制高校1年川岸朋之さん=当時(18)=が自殺した問題で、川岸さんが中学の同級生の少年に現金15万円を支払うとする念書を書かされていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

府警は、恐喝事件の可能性もあるとみて調べたが、少年は「飲食代として2万円を貸しただけで、実際に支払ってもらっていない」と説明。裏付けできる預金口座からの金の出し入れや証言がなく立件できなかった。

捜査関係者などによると、念書の日付は亡くなる約10日前の昨年10月15日。2010年7月半ばに、川岸さんが少年から現金2万円を借り、「2万円と(支払いから)逃げていた約13カ月間を(利子)月1万円として(少年に)誠意を見せます」という趣旨の記載があった。

川岸さんは携帯電話に、この少年と同じグループに属する同じ高校に通っていた少年を名指しして「呪う」としたメモや、「3万8千円は払えない」というメモを残して自殺した。〔共同〕





■自殺高校生、いかさまトランプで15万円借用書
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120728-OYT1T00734.htm
(2012年7月28日14時57分  読売新聞)

大阪府貝塚市で昨年10月、同府泉佐野市在住の定時制高1年・川岸朋之さん(当時18歳)が自殺した問題で、川岸さんが死の約10日前、いじめの加害者とされる男子高校生らのグループに15万円の借用書を書かされていたことがわかった。

賭けトランプに負けたためとの名目だったが、友人らは「いかさまだった」と証言。府警は、根拠のない借金を理由に金を脅し取られていた疑いがあるとみている。

川岸さんの父親(42)によると、借用書は昨年10月15日付。グループの1人の専門学校生に宛て、「2万円を借りました。金に余裕がなく、本日まで約13か月間逃げました。2万円プラス(利子として)1か月当たり1万円の誠意を見せます」と記し、指印もあった。




■自殺高1男子メモ残していた「3万8000円は無理や」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/07/28/kiji/K20120728003776330.html
2012年7月28日 06:00 

自殺した男子生徒の携帯電話に残っていたメモ 

大阪府貝塚市で昨年、同府泉佐野市の定時制高校1年の男子生徒=当時(18)=が自殺した問題で、男子生徒が携帯電話に「自殺の動機がこれってだいぶ情けないな。16日までに3万8000円は無理や(払えない)」などとメモを残していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。

府警はメモの内容からこれまで恐喝容疑で捜査していたが、具体的な証拠がなく立件を断念。男子生徒の友人らから「ひったくりを強要されていた」との新情報が得られたことから、強要容疑を視野に再捜査を始めた。

遺族などによると、男子生徒は川岸朋之さん。ひったくりを強要した疑いがあるとされる少年らは、川岸さんの中学の同級生だった。捜査関係者によると、少年らのうち1人が「川岸さんに金を貸した」と話していることも判明した。




■大阪少年自殺「以前ひったくり強要訴えた」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5092569.html
2012.07.28 11:49  TBSニュース

大阪府貝塚市の少年が自殺した問題で、今年1月に少年の父親がひったくりを強要されていたと警察に訴えたにもかかわらず、警察が捜査を打ち切っていたことがわかりました。

大阪府の定時制高校に通っていた川岸朋之さん(18)は去年10月、貝塚市内の空き地で首をつって自殺しました。朋之さんの携帯電話には、金の要求など、元同級生(18)からのいじめをうかがわせる内容が書かれていましたが、去年12月、証拠不十分で捜査は打ち切られました。

警察は26日になってひったくりを強要していたとの新証言が得られたとして捜査を再開させましたが、少年の父親は捜査が打ち切られた直後の今年1月からこの事実を警察に訴えていたことが分かりました。

「ひったくりという件が出てきたという話を(警察は)しているが、僕としては前から言っているのに取り扱ってくれなかった経緯がある」(朋之さんの父親)

元同級生は別の傷害事件などで逮捕され、現在少年院に収容されていて、警察は改めて事情を聴く方針です。




■「残りは明日食べる」と言い残し 大阪・貝塚の高1自殺 
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120728/crm12072813520006-n1.htm
2012.7.28 13:51

大阪府貝塚市で昨年10月、定時制高校1年の川岸朋之さん=当時(18)=が自殺した問題で、取材に応じた朋之さんの父親(42)が「当初は自殺の理由が分からず、自分を責めた。今は息子に金を払い続けさせた加害者を許せない」と胸の内を明かした。

「遊びに行ってくる。残りは明日食べる」。父親が息子と交わした最後の言葉だった。自殺した昨年10月26日夜。川岸さんは出前のすしを食べ残して外出。だが、息子は帰ってこず、翌日の昼、府警から遺体発見の連絡を受けた。

父子2人暮らし。年ごろだから普段は多くを語らない息子だった。それでも、自殺する理由に思い当たる節がまったくなかった。

2カ月後、府警から捜査終結の連絡があった。そのときに初めて携帯電話の遺書を見せられた。恐喝をうかがわせる内容のほかに、同級生の名前と「呪う」「殺す」などの文字。府警は「証拠が不十分で立件できない」と説明したが、納得できなかった。

その後、息子の友人らの協力を得て、同級生にトランプで負けた金を支払わされ、ひったくりまで強要されていたことが判明した。こうした状況を府警に伝え、改めて捜査を依頼。今月25日に再捜査を告げられた。朋之さんの死から約9カ月がたっていた。

「やっと警察が動いてくれた」。再捜査が開始された26日、父親は息子の遺影に「ようやく一歩前進した」と語りかけたという。



川岸朋之さんの友人(18)らによると、川岸さんに金を要求しひったくりを強要していたとされるのは、遊び仲間のリーダー格の同級生2、3人。友人は「川岸さん以外の仲間十数人にも同じように金を要求していた」と証言する。

府警などによると、携帯電話に実名が記された同級生(18)は今年2月、別の少年に対する恐喝や傷害容疑などで大阪府警に逮捕された。別の専門学校生の同級生(18)も5月にオートバイを盗んだとして窃盗容疑で逮捕。2人とも現在は少年院に収容されているという。





■「呪ってやる」とメモ 高校生いじめ自殺で大阪府警が再捜査 少年ら3人、ひったくり強要の疑い
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120727/crm12072714220014-n1.htm
2012.7.27 14:20

大阪府貝塚市で昨年10月、高校1年の男子生徒=当時(18)=が「金が払えない」とメモを残して自殺していたことが27日、貝塚署への取材で分かった。大阪府警は同日までに、当時同じ高校に通っていた少年ら3人がひったくりを強要したとして、強要容疑で捜査を始めた。

貝塚署は高校生の自殺を受け、別の恐喝容疑で捜査していたが、金のやりとりを裏付ける具体的な証拠が残っておらず、立件を断念し、今年2月末までに捜査をいったん終えていた。新たに強要容疑が浮上したため、府警は捜査を再開した。

貝塚署によると、高校生は昨年10月27日、貝塚市内で首をつって死亡しているのが見つかった。携帯電話に残したメモに、3人のうち同じ高校に通っていた少年を名指しし「呪ってやる」などと書かれていた。

自殺した高校生の父親は取材に「(自殺から)9カ月たっているが、一歩前進だと思う」と話した。




■「一生金ヅルはしんどい」 大阪18歳自殺、盗み強要か
http://www.asahi.com/national/update/0728/OSK201207280003.html
2012年7月28日12時3分

「お父さん1人にしてごめんな」。自殺直前に携帯に残したとみられる遺書(画像の一部を加工しています)
大阪府貝塚市内で昨年10月、定時制高校1年の少年が自殺した問題で、少年が専門学校生の元同級生(18)からの命令で、ひったくりをさせられていたことがわかった。目撃した少年の友人(18)が取材に応じた。別の友人によると、もう1人の元同級生(18)からも「ひったくりして金を取ってこい」と強いられていた。府警は強要や窃盗教唆の容疑で調べる。

少年は、大阪府泉佐野市内の定時制高校1年だった川岸朋之(ともゆき)さん(当時18)。

専門学校生は5月、オートバイを盗んだとして窃盗容疑で府警に逮捕された。川岸さんが携帯電話に残した遺書で名指しされた、もう1人の元同級生も2月、ほかの少年への恐喝容疑で逮捕されている。府警は、この2人が中心となって川岸さんにひったくりを強要していたとみて事情を聴く。




■大阪・高1自殺:父親が「対応遅すぎる」と府警に不満
http://mainichi.jp/select/news/20120728k0000m040154000c.html
2012年07月27日 毎日新聞 

大阪府貝塚市で昨年10月、府立高定時制1年の川岸朋之さん(当時18歳)=同府泉佐野市=が自殺した問題で、父親(42)と友人らは27日、川岸さんの名前を公表して報道陣の取材に応じ、小中学生時代の元同級生がいじめた疑いがあるとして再捜査を始めた府警の対応に不満を示した。府警は「ひったくりを強要されたとの新事実が家族から寄せられた」と理由を説明したが、父親らは「以前から話しており、対応が遅すぎる」と指摘した。

父親によると、川岸さんは自殺直前、元同級生らから3万円を要求され悩んでいた。数年前からトランプゲームなどの賭け事を強要され、少なくとも約70万円を支払ったという。川岸さんの携帯電話には遺書が残され、「一生金ヅルはしんどい。俺は金に殺された」と書き込まれていた。元同級生を名指しして何度も「呪う」と書かれていたほか、「お父さん1人にしてごめんな。長生きしてな」などとも記されていた。