2012年7月28日土曜日

■大阪・貝塚、自殺高校生が15万円支払う念書

■15万円支払う念書書かされる 大阪の高校生自殺 
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2800F_Y2A720C1000000/
2012/7/28 16:43

大阪府貝塚市で昨年10月、同府泉佐野市の定時制高校1年川岸朋之さん=当時(18)=が自殺した問題で、川岸さんが中学の同級生の少年に現金15万円を支払うとする念書を書かされていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

府警は、恐喝事件の可能性もあるとみて調べたが、少年は「飲食代として2万円を貸しただけで、実際に支払ってもらっていない」と説明。裏付けできる預金口座からの金の出し入れや証言がなく立件できなかった。

捜査関係者などによると、念書の日付は亡くなる約10日前の昨年10月15日。2010年7月半ばに、川岸さんが少年から現金2万円を借り、「2万円と(支払いから)逃げていた約13カ月間を(利子)月1万円として(少年に)誠意を見せます」という趣旨の記載があった。

川岸さんは携帯電話に、この少年と同じグループに属する同じ高校に通っていた少年を名指しして「呪う」としたメモや、「3万8千円は払えない」というメモを残して自殺した。〔共同〕





■自殺高校生、いかさまトランプで15万円借用書
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120728-OYT1T00734.htm
(2012年7月28日14時57分  読売新聞)

大阪府貝塚市で昨年10月、同府泉佐野市在住の定時制高1年・川岸朋之さん(当時18歳)が自殺した問題で、川岸さんが死の約10日前、いじめの加害者とされる男子高校生らのグループに15万円の借用書を書かされていたことがわかった。

賭けトランプに負けたためとの名目だったが、友人らは「いかさまだった」と証言。府警は、根拠のない借金を理由に金を脅し取られていた疑いがあるとみている。

川岸さんの父親(42)によると、借用書は昨年10月15日付。グループの1人の専門学校生に宛て、「2万円を借りました。金に余裕がなく、本日まで約13か月間逃げました。2万円プラス(利子として)1か月当たり1万円の誠意を見せます」と記し、指印もあった。




■自殺高1男子メモ残していた「3万8000円は無理や」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/07/28/kiji/K20120728003776330.html
2012年7月28日 06:00 

自殺した男子生徒の携帯電話に残っていたメモ 

大阪府貝塚市で昨年、同府泉佐野市の定時制高校1年の男子生徒=当時(18)=が自殺した問題で、男子生徒が携帯電話に「自殺の動機がこれってだいぶ情けないな。16日までに3万8000円は無理や(払えない)」などとメモを残していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。

府警はメモの内容からこれまで恐喝容疑で捜査していたが、具体的な証拠がなく立件を断念。男子生徒の友人らから「ひったくりを強要されていた」との新情報が得られたことから、強要容疑を視野に再捜査を始めた。

遺族などによると、男子生徒は川岸朋之さん。ひったくりを強要した疑いがあるとされる少年らは、川岸さんの中学の同級生だった。捜査関係者によると、少年らのうち1人が「川岸さんに金を貸した」と話していることも判明した。




■大阪少年自殺「以前ひったくり強要訴えた」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5092569.html
2012.07.28 11:49  TBSニュース

大阪府貝塚市の少年が自殺した問題で、今年1月に少年の父親がひったくりを強要されていたと警察に訴えたにもかかわらず、警察が捜査を打ち切っていたことがわかりました。

大阪府の定時制高校に通っていた川岸朋之さん(18)は去年10月、貝塚市内の空き地で首をつって自殺しました。朋之さんの携帯電話には、金の要求など、元同級生(18)からのいじめをうかがわせる内容が書かれていましたが、去年12月、証拠不十分で捜査は打ち切られました。

警察は26日になってひったくりを強要していたとの新証言が得られたとして捜査を再開させましたが、少年の父親は捜査が打ち切られた直後の今年1月からこの事実を警察に訴えていたことが分かりました。

「ひったくりという件が出てきたという話を(警察は)しているが、僕としては前から言っているのに取り扱ってくれなかった経緯がある」(朋之さんの父親)

元同級生は別の傷害事件などで逮捕され、現在少年院に収容されていて、警察は改めて事情を聴く方針です。




■「残りは明日食べる」と言い残し 大阪・貝塚の高1自殺 
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120728/crm12072813520006-n1.htm
2012.7.28 13:51

大阪府貝塚市で昨年10月、定時制高校1年の川岸朋之さん=当時(18)=が自殺した問題で、取材に応じた朋之さんの父親(42)が「当初は自殺の理由が分からず、自分を責めた。今は息子に金を払い続けさせた加害者を許せない」と胸の内を明かした。

「遊びに行ってくる。残りは明日食べる」。父親が息子と交わした最後の言葉だった。自殺した昨年10月26日夜。川岸さんは出前のすしを食べ残して外出。だが、息子は帰ってこず、翌日の昼、府警から遺体発見の連絡を受けた。

父子2人暮らし。年ごろだから普段は多くを語らない息子だった。それでも、自殺する理由に思い当たる節がまったくなかった。

2カ月後、府警から捜査終結の連絡があった。そのときに初めて携帯電話の遺書を見せられた。恐喝をうかがわせる内容のほかに、同級生の名前と「呪う」「殺す」などの文字。府警は「証拠が不十分で立件できない」と説明したが、納得できなかった。

その後、息子の友人らの協力を得て、同級生にトランプで負けた金を支払わされ、ひったくりまで強要されていたことが判明した。こうした状況を府警に伝え、改めて捜査を依頼。今月25日に再捜査を告げられた。朋之さんの死から約9カ月がたっていた。

「やっと警察が動いてくれた」。再捜査が開始された26日、父親は息子の遺影に「ようやく一歩前進した」と語りかけたという。



川岸朋之さんの友人(18)らによると、川岸さんに金を要求しひったくりを強要していたとされるのは、遊び仲間のリーダー格の同級生2、3人。友人は「川岸さん以外の仲間十数人にも同じように金を要求していた」と証言する。

府警などによると、携帯電話に実名が記された同級生(18)は今年2月、別の少年に対する恐喝や傷害容疑などで大阪府警に逮捕された。別の専門学校生の同級生(18)も5月にオートバイを盗んだとして窃盗容疑で逮捕。2人とも現在は少年院に収容されているという。





■「呪ってやる」とメモ 高校生いじめ自殺で大阪府警が再捜査 少年ら3人、ひったくり強要の疑い
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120727/crm12072714220014-n1.htm
2012.7.27 14:20

大阪府貝塚市で昨年10月、高校1年の男子生徒=当時(18)=が「金が払えない」とメモを残して自殺していたことが27日、貝塚署への取材で分かった。大阪府警は同日までに、当時同じ高校に通っていた少年ら3人がひったくりを強要したとして、強要容疑で捜査を始めた。

貝塚署は高校生の自殺を受け、別の恐喝容疑で捜査していたが、金のやりとりを裏付ける具体的な証拠が残っておらず、立件を断念し、今年2月末までに捜査をいったん終えていた。新たに強要容疑が浮上したため、府警は捜査を再開した。

貝塚署によると、高校生は昨年10月27日、貝塚市内で首をつって死亡しているのが見つかった。携帯電話に残したメモに、3人のうち同じ高校に通っていた少年を名指しし「呪ってやる」などと書かれていた。

自殺した高校生の父親は取材に「(自殺から)9カ月たっているが、一歩前進だと思う」と話した。




■「一生金ヅルはしんどい」 大阪18歳自殺、盗み強要か
http://www.asahi.com/national/update/0728/OSK201207280003.html
2012年7月28日12時3分

「お父さん1人にしてごめんな」。自殺直前に携帯に残したとみられる遺書(画像の一部を加工しています)
大阪府貝塚市内で昨年10月、定時制高校1年の少年が自殺した問題で、少年が専門学校生の元同級生(18)からの命令で、ひったくりをさせられていたことがわかった。目撃した少年の友人(18)が取材に応じた。別の友人によると、もう1人の元同級生(18)からも「ひったくりして金を取ってこい」と強いられていた。府警は強要や窃盗教唆の容疑で調べる。

少年は、大阪府泉佐野市内の定時制高校1年だった川岸朋之(ともゆき)さん(当時18)。

専門学校生は5月、オートバイを盗んだとして窃盗容疑で府警に逮捕された。川岸さんが携帯電話に残した遺書で名指しされた、もう1人の元同級生も2月、ほかの少年への恐喝容疑で逮捕されている。府警は、この2人が中心となって川岸さんにひったくりを強要していたとみて事情を聴く。




■大阪・高1自殺:父親が「対応遅すぎる」と府警に不満
http://mainichi.jp/select/news/20120728k0000m040154000c.html
2012年07月27日 毎日新聞 

大阪府貝塚市で昨年10月、府立高定時制1年の川岸朋之さん(当時18歳)=同府泉佐野市=が自殺した問題で、父親(42)と友人らは27日、川岸さんの名前を公表して報道陣の取材に応じ、小中学生時代の元同級生がいじめた疑いがあるとして再捜査を始めた府警の対応に不満を示した。府警は「ひったくりを強要されたとの新事実が家族から寄せられた」と理由を説明したが、父親らは「以前から話しており、対応が遅すぎる」と指摘した。

父親によると、川岸さんは自殺直前、元同級生らから3万円を要求され悩んでいた。数年前からトランプゲームなどの賭け事を強要され、少なくとも約70万円を支払ったという。川岸さんの携帯電話には遺書が残され、「一生金ヅルはしんどい。俺は金に殺された」と書き込まれていた。元同級生を名指しして何度も「呪う」と書かれていたほか、「お父さん1人にしてごめんな。長生きしてな」などとも記されていた。



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