2012年7月6日金曜日

■<大阪市議政調費>大学院入学金、高級椅子…グレー支出続出


<大阪市議政調費>大学院入学金、高級椅子…グレー支出続出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00000047-mai-pol
毎日新聞 7月2日(月)15時35分配信

 大学院の入学金から高級椅子まで--。大阪市議の政務調査費の領収書には、たびたび問題になってきた親族への家賃支出などが記されていた。昨春の統一地方選で当選し、今回初めて使途が明らかになった「大阪維新の会」の新人議員20人にも、問題視されかねない支出は続出している。

 京都大大学院への入学金(28万2000円)の半額を政調費から支出したのは1期目の維新市議(27)。今春、経営管理教育部に入学した。市議は取材に、「当選後、経済の知識がないことを痛感し、政策力を身に着けたかった。自治体も経営感覚が重要になっている」と話し、授業料も半額支出することを検討しているという。自民市議(45)も大阪市立大大学院の入学金を全額支出した。

 2期目の維新市議(34)は備品への「こだわり」がにじむ。「プレミアムチェア専門店」で購入した高級椅子(6万8000円)を8割計上。英国製サイクロン式掃除機(5万8800円)も8割計上した。また、別の維新市議(34)は、氏名や住所、電話番号などを彫った印鑑3式(約7万9500円)を購入、9割を計上した。

 一方、親族や関係会社の所有物件に事務所を構え、家賃を支出したのは少なくとも自民6人、維新3人の計9人。維新の新人市議(30)は、父が所有するビル内に事務所があり、家賃(月12万円)の6割を支出。2期目の維新市議(45)は、自ら経営する会社の一角を事務所に使い、家賃(月6万7000円)の6割を支出した。

 維新市議団の坂井良和団長は「疑念を招かないよう、2親等以内の親族が所有したり経営したりする物件への支出は、家計が別でも今後認めない」と話し、6月に市議団でルールを作ったことを明らかにした。



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