2012年7月7日土曜日

■南海トラフ地震 夜間発生なら最大40万人死亡 昼間で12万人


■南海トラフ地震 夜間発生なら最大40万人死亡 昼間で12万人
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120706/wlf12070622000015-n1.htm
2012.7.6 21:59 [地震・防災]

 東海・東南海・南海地震の被害想定と対策を検討している中央防災会議「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」の取りまとめ役の河田恵昭・関西大教授は6日、大阪市内で行われた講演後に記者会見し、3地震の死者は概算で最大40万人規模になるとの考えを明らかにした。同会議の被害想定などは8月下旬に公表される予定。

 河田教授は「在宅率100%の真夜中に地震が発生すれば、津波による逃げ遅れで死者が最大になる」と説明。在宅率30%の昼間に発生した東日本大震災の死者・行方不明者1万9千人を基準に、同震災が夜間発生していた場合の死者を6万3千人と算出した。

 この推定値を用いて、東日本大震災の被災地人口750万人に対し、その6・3倍にあたる西日本の3地震の死者数を約40万人とした。

 死者数はほとんどが津波によるもので、静岡から高知県までの沿岸部に集中。地震そのものによる死者数は内陸部も含めて約4万人と算出した。

 一方、3地震が東日本大震災と同じ昼間の時間帯に発生した場合の死者総数は12万人とした。

 河田教授は「これらの推定値は過去の経験も含め独自に算出したものだが、中央防災会議が正式に検討している数値とほぼ変わらないようだ」としている。




■南海トラフで試算、地震、深夜発生で40万人犠牲も
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0707&f=national_0707_001.shtml
2012/07/07(土) 00:04 サーチナ
       
 東海沖から四国沖の「南海トラフ」で想定される巨大地震が深夜に発生した場合、死者数が40万人に上る恐れがあるとの試算を河田恵昭関西大教授がまとめ6日、大阪市此花区で開かれた講演会で明らかにした。

 在宅者が3倍以上多い深夜に東海、近畿、四国などの南海トラフ巨大地震で震度6弱以上が想定される地域の人口は、東日本大震災被災地の6・3倍で、死者は計約40万人と推計されるという。
(情報提供:共同通信社)




■“南海トラフ地震”死者40万人に異論!安易に悪い数字言うな
http://news.livedoor.com/article/detail/6734920/
2012年07月07日17時12分 ZAKZAK(夕刊フジ)

 南海トラフでの巨大地震で死者が最大40万人規模になるとした関西大、河田恵昭教授の見解が波紋を広げている。人々が逃げられない真夜中の発生を想定し、東日本大震災の被災地より人口が6・3倍というのが死者40万人説の根拠。あまりに衝撃的な数字に対し、研究者の間には疑問の声も上がっている。

 河田氏は東海・東南海・南海地震の被害想定と対策を検討している中央防災会議「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」の取りまとめ役。6日、大阪市内で行われた講演後の記者会見で死者40万人説を解説した。「在宅率100%の真夜中に地震が発生すれば、津波による逃げ遅れで死者が最大になる」と河田氏。在宅率30%の昼間に発生した東日本大震災の死者・行方不明者1万9000人を基準に、同震災が夜間発生していた場合の死者を6万3000人と算出した。

 この推定値を用いて、東日本大震災の被災地人口750万人に対し、その6・3倍にあたる西日本の3地震の死者数を約40万人とした。

 国立の総合研究大学院大学の神沼克伊名誉教授(固体地球物理学)は、「入り組んだ三陸海岸は避難が難しい一方、地形が複雑ではない高知県の海岸沿いなどでは三陸より容易に逃げられるはず。最近の研究者はとりあえず悪い数字を言っておけばよいという傾向がある。研究者は安易にサイエンス・フィクションを口にすべきではない」と指摘している。

 南海トラフでの巨大地震について、これまで国の中央防災会議では最大死者数が2万5000人と推計している。確かに、死者40万人はちょっと大げさなのか。杞憂に終わればいいが…。



0 件のコメント:

コメントを投稿