2012年3月4日日曜日

■朝ドラ「カーネーション」 “夏木”糸子に知人涙「生き写し」



朝ドラ「カーネーション」 “夏木”糸子に知人涙「生き写し」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120303-00000528-san-ent
3月3日(土)12時19分配信産経新聞

【スタッフが語る「カーネーション」の裏側】

 3日の放送からいよいよヒロイン糸子役として夏木マリさんが登場します。時代は一気に昭和60年へ。ほぼ現代と変わらない設定になってきました。セットもキャストもガラリと変わるので皆さん驚かれませんように。

 さて、夏木さんが「カーネーション」の収録に参加したのは今年1月末。最初は岸和田弁の猛特訓から入りました。夏木さんいわく「岸和田弁はブルース」なのだとか。そう言われてみると、確かにドラマで話されている岸和田弁には微妙な抑揚があり、それが醸し出す言葉のリズムが岸和田の人々の心意気や人情を絶妙に表現しているように聞こえてきます。

 さすがミュージシャン、独特のアプローチ。そんな夏木さんの台本には、「♯」(シャープ)や「♭」(フラット)などの記号がところどころに書き込まれていました。なるほどそれくらい音感の優れた方でないと、短期間での習得は無理だったかもしれません。関西出身の俳優さんさえ苦労していた岸和田弁ですが、あらためて皆さん難しいことにチャレンジしてこられたのだなと思い、胸が熱くなりました。

 ■見学者も号泣「小篠さんソックリ!」

 そうやって糸子になりきる夏木さんですが、ドラマのモデルとなった小篠綾子さんの面影が色濃く投影されていると思えたエピソードがあります。

 先日スタジオに小篠さんと親交の深かった方たちが数名、見学に来られました。その際、その中の1人の女性が、糸子にふんした夏木さんを見て、突然泣き崩れたのです。衣装とヘアメークで糸子になりきった夏木さんの姿が、生前の小篠さんの姿とあまりにも重なり感極まったのだそうです。

 外見もさることながら、夏木さんのサービス精神というか周りの人たちへの心づかいは糸子そのもの。先日のクランクアップ間際には、スタッフと共演者全員の名前が入ったオリジナルTシャツを作ってくださいました。

 「与うるは受くるより幸いなり」とは生前の小篠さんが一番愛した言葉だそうですが、それを地で行く夏木さん。これから1カ月間、晩年の糸子らしい活躍と味わい深い存在感を堪能していただければと思います。




0 件のコメント:

コメントを投稿