2012年3月23日金曜日

■全国先駆け、高知で桜=平年より1日早く



■全国先駆け、高知で桜=平年より1日早く
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012032100447
2012/03/21-12:56

 高知地方気象台は21日、全国に先駆けて高知市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。同気象台によると、平年、昨年より1日早い。

 日本気象協会(東京都豊島区)は、高知市や宮崎市などで24日に開花すると予測していた。桜前線はその後北上、5月中旬に北海道根室市に到達するとみられている。







■日本気象協会、全国90地点の桜(ソメイヨシノほか)の開花予想(第6回)を発表
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=305784&lindID=5

2012年桜開花予想(第6回)
~高知で桜が開花!桜前線は北上開始~

 一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:松尾 道彦)は、2012年3月21日(水)に日本全国90地点の桜(ソメイヨシノほか)の開花予想(第6回)を発表します。第5回の予想(3月14日発表)に、最新の気象実況値や季節予報を反映させ、開花日と満開日の予想を行いました。

1.2012年桜の開花予想

 (1)概況
   本日(3月21日)に、全国のトップを切って高知市の桜が開花しました。桜前線は、これからおよそ2ヵ月かけて日本列島を北上し、5月18日頃に北海道根室市に到着するでしょう。
   2012年の桜(ソメイヨシノほか)の開花日は、高知市では平年並みになりました。九州・四国・東海地方は平年とほぼ同じか平年より2~6日遅いでしょう。中国・近畿・関東・北陸地方は平年より4~6日遅い所が多く、甲信・東北地方と北海道は平年とほぼ同じか2~3日程度遅いでしょう。

 (2)本文
   2012年3月は、寒暖の変動が大きく、この先も、3月25日前後に寒の戻りがあるでしょう。4月の気温は、概ね平年並みですが一時的に気温の低い時期があるでしょう。5月の気温は、平年並みか平年より高いでしょう。今年は、2月に厳しい寒さが長引いたことから、桜の花芽の生長がやや遅れていると考えられます。3月も、これまでの気温は、九州南部や四国太平洋側と東海地方では平年より高くなりましたが、その他は平年並みか平年より低い所が多くなっています。これらのことから、今年の各地の桜の開花日と満開日はほとんどの地域で平年より遅く、1週間近く遅い所もあるでしょう。

   各地の詳細情報は別紙をご参照ください。



2.全国桜だより ~九州~

 九州は、いよいよ桜の季節間近。これから桜前線が日本列島を北上していきますが、九州の中では桜前線が妙な動きをすることが、近年、多くなっています。たとえば2010年のソメイヨシノの開花日は、福岡が3月14日、熊本が16日、そして鹿児島は大幅に遅れ23日。
 桜前線は九州を北から南へと南下しました。
 桜は冬の寒さで眠りから目覚め、その後の春の暖かさで開花に至ります。暖冬の年には、温暖な九州南部の桜は眠りからの目覚めが不十分なため開花が遅れ、さらに、開花してもなかなか満開にならないということもあるのです。
 春の暖かさだけでなく冬の寒さも十分に考慮しなければならないだけに、九州の桜の開花予想は頭を悩ませられます。(日本気象協会九州支社)



3.日本気象協会の桜開花予想について

 (1)桜の開花時期
   桜の開花時期は前年の秋から春にかけての気温が影響すると考えられます。桜の花芽は前年の夏に形成され、その後、休眠に入りますが、秋から冬にかけて一定期間、低温にさらされると休眠から覚めます(休眠打破)。花芽は休眠から覚めた後、気温の上昇とともに生長し開花しますが、気温が高いほど生長が早く、開花も早まると考えられています。

 (2)開花と満開
   気象庁の観測では、桜の開花日とは、標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日をいいます。
   満開日とは、標本木で、80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日をいいます。
   桜の花が開花してから満開になるまでは、数日から1週間程度かかります。

 (3)日本気象協会予想の特徴
   日本気象協会の桜開花予想は、気象庁の標本木や自治体、公園などからの正確な観測データを重視した、気象学的見地に基づいた予想となっています。
   桜の開花日を含む生物季節の観測は、長期的な気候変動を図る指標として、重要なものです。桜開花予想を発表することにより、地球環境や気候変動への関心を高めることに繋げたいと考えています。

 (4)日本気象協会の桜開花予想の手法
   日本気象協会では独自手法を用いて開花予想をおこなっています。独自手法とは、花芽の生育過程に大きな影響を与える、秋以降の気温経過に重点を置いた独自の予測式を用いるものです。
   昨年2011年に気温予想の精度向上に取り組み、長期予報のアンサンブルGPVから地上気温を算出する手法に改良を加えた結果、2011年の桜開花予想は平均誤差が2.4日と前年に比べて0.5日改善しました。
   また、予測式の作成にあたっては、最新データも取り込み近年の傾向をより反映できるようにしました。



4.今後の発表予定
 第7回は2012年3月28日(水)14時頃に発表する予定です。4月下旬まで毎週水曜日の14時頃に発表します。
 全国を対象とした予想を発表しますが、開花・満開状況により、対象地域を変更する場合があります。



5.問い合わせ先
 一般財団法人日本気象協会 お客様サービス課
 TEL:03-5958-8147
 FAX:03-5958-8144
 http://www.jwa.or.jpの問い合わせ先




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