2012年5月2日水曜日

■生涯未婚の男性、2割を突破…30年で8倍


■生涯未婚の男性、2割を突破…30年で8倍
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120430-00000710-yom-soci
読売新聞 5月1日(火)8時5分配信

 50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合である生涯未婚率(2010年時点)は、男性20・1%、女性10・6%と、初めて男性が2割台、女性が1割台に達したことが30日、わかった。

 政府が6月初めに閣議決定する2012年版「子ども・子育て白書」に盛り込まれる。

 1980年時の生涯未婚率は、男性2・6%、女性4・5%で、今回は30年前より男性が約8倍、女性が2倍以上に増えた計算。男女共に90年頃から生涯未婚率が急上昇している。

 年代別の未婚率を見ると、25~29歳では、男性71・8%、女性60・3%だった。30~34歳は男性47・3%、女性34・5%。35~39歳は男性35・6%、女性23・1%。 .最終更新:5月1日(火)8時5分




■無縁社会【むえんしゃかい】

家族、地域、会社などにおける人とのきずなが薄れ、孤立する人が増えている社会。現代社会のこうした一側面を、NHKが「無縁社会」として取り上げたことで注目され、この言葉は2010年の「ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)のトップテンにも選ばれた。

日本は旧来、親族、地域社会、会社などで比較的濃密な人間関係が形成されてきた。こうした関係は血縁、地縁、社縁などと呼ばれて、しがらみとなる一方で相互扶助のシステムとしても機能していた。ところが近年、こうしたつながりが急速に失われ、社会から孤立している人が増えているという。背景には、核家族化・非婚化・長寿化による単身世帯の増加や雇用形態やライフスタイルの変化などがあるとされ、家族がいても音信不通になっていたり、地域との交流がなかったりして、病気などの緊急時にSOSを発することができない人も多いことが明らかになってきた。家族や企業に期待されてきた支え合いの機能が失われてきており、新たな社会的なきずなをどのように育んでいくかが課題とされている。

NHKが10年に放送した「シリーズ“無縁社会”ニッポン」(1月6日~2月11日)は大きな反響を呼び、多くの人が同様の不安を抱えている現実を浮き彫りにした。NHKはその後も「無縁社会――私たちはどう向き合うか」(4月3日)、「消えた高齢者――“無縁社会”の闇」(9月5日)などのキャンペーン報道を展開。「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社)でも「無縁社会――おひとりさまの行く末」(4月3日号)という特集が組まれた。




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