2012年5月2日水曜日

■日本のGW旅行「1泊2日」が基本だが欧米では聞いたことない


■日本のGW旅行「1泊2日」が基本だが欧米では聞いたことない
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_104603
NEWSポストセブン(2012年5月1日07時00分)

最大9連休のゴールデンウィークがやってくる。だが、国内で2泊3日以上の観光旅行に出かける人は、果たしてどれほどいるのだろうか。日本人の国内観光旅行は「1泊2日」が基本パターンだが、そんなことは欧米では聞いたことがないと大前研一氏は指摘する。以下は、大前氏の解説である。

* * *
観光庁の調査によれば、2010年の国民1人あたりの国内宿泊旅行の平均回数は年間2.64回、平均泊数は2.09泊である。ただし、帰省や知人訪問、冠婚葬祭への参加、出張・業務旅行を除いた「観光・レクリエーション旅行」に限ると、平均回数は年間1.45回、平均泊数は1.58泊だ。

つまり、日本人の国内観光旅行は「1泊2日」が基本パターンなのだ。2泊以上の旅行でも、同じ宿に連泊するケースは少ない。

だが、「1泊2日」は日本独特の概念であり、欧米では聞いたことがない。週末にロンドンからパリに出かけ、美味しい食事を楽しんで帰ってくるようなパターンはあるが、それはバケーションではなく“ウィークエンド旅行”と呼ぶ。

ヨーロッパの一般大衆のバケーションは1か月以上、最も長いイタリア人の夏休みは3か月である。そうなると、1泊2日や2泊3日で5万円というモデルは成り立たない。では、どうするのか? 

外国の家を丸ごと1か月単位で借り、車で必要な家財道具を持って行って家族で滞在するのである。ドイツ人はイタリアに行き、ドイツ人に家を貸したイタリア人はそのお金でスペインの田舎に行き、イタリア人に家を貸したスペイン人はそのお金でポルトガルやモロッコに行く、という玉突き現象が起きるのだ。

アメリカの場合も、1か月単位の旅行に出かける時は家を貸す。たとえば、北部に住んでいる人たちは、南部のフロリダやジョージアやサウスカロライナなどに行っている間、ベビーシッターならぬ「ハウスシッター」を募集する。

家を長期間留守にするのは心配だから、信頼できる人に貸し出すのだ。そうするとヨーロッパの学者やアメリカ国内の家族連れがやって来て、家の面倒を見る代わりに安く宿泊するのである。

※週刊ポスト2012年5月4日・11日号






■【コラム】 休日はあっという間に過ぎるのに、後から振り返ると長かったと感じる「休日パラドックス」が起きる理由
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0501&f=column_0501_003.shtml
2012/05/01(火) 06:29
 
 新しい出会いがあったり、初めての場所に出かけた休日は、あっという間に過ぎてしまう。でも後から振り返ると、単調な平日と比べて、長い時間だったような気がすることはないだろうか?

 時間が過ぎてゆくその瞬間は速いのに、後から振り返ると長いという、この休日によくある時間の感覚は「休日パラドックス」と呼ばれる。こうした現象が起きるのは、時間に対する感覚と記憶できる行動の数が影響しているらしい。

 「休日パラドックス」という呼び名を生み出したのは、心理学の講師であるクラウディア・ハモンド氏だ。ハモンド氏は心理学の学会で、このパラドックスの仕組みを次のように説明した。

 普段の生活は一般的に、単調でパターン化されているので、二週間でせいぜい6~9つのことしか記憶に残らない。しかし、充実した休日では一日に6~9つの記憶に残る経験をする。そのため、その瞬間はあっという間に過ぎてしまうものの、後から振り返ると記憶に残っていることが多いので、長い時間だったように感じるのだという。

 このパラドックスは、多くの人が青春時代を過ごす15歳から25歳の期間が、あっという間に過ぎ去ってしまうものの、何年か後に人生を振り返ったときに長い期間だったように感じるのと同じ仕組みだ。

 青春時代、人は初めての経験を積み重ねていく。初めての恋、初めての仕事、初めての独り暮らし。どれもその瞬間は目の前のことに夢中であるため、あっという間に時間は過ぎてしまう。だが、後から振り返ると多くの経験がしっかりと記憶として残っているため、長い期間だったと感じるのだ。

 「人生が長かったと思いたいのであれば、行ったことの無い場所に行く、出会ったことのない人々に出会うなど、多くの行動をした方がよいのです。」と、ハモンド氏は提案する。

 矛盾しているように聞こえるかもしれないが、人生をスローダウンさせるには、逆に多くの新しい経験を積極的に積み重ねていくべきなのだ。休日に限らず、普段から新しいことにどんどんトライしてみてはどうだろうか?




0 件のコメント:

コメントを投稿