2012年6月2日土曜日

■絶句! 震災がれき処理を泉佐野市受け入れ。

思考力ゼロのアホな市長がいると、こうなるんですね‥の典型です。
泉佐野市のお隣、熊取町には京都大学原子炉実験所があり、ここにいらっしゃる小出助教は「がれきは全国に拡散すべきではありません。出来る限り一カ所で処分を‥」と話しておられます。
その理由、詳細についてはネット上に多くの情報が掲載されていますので、そちらを参考にしていただければと思いますが、今朝の「がれきニュース」(手前勝手にネーミング)では、大阪市、泉佐野市についで、府下3番目に東大阪市が受け入れを決めた、とか。そんなに拙速な判断、何を基準に決めたんだ、と言いたくもなります。
ま、焼却処分が始まれば地元地域が風評被害に泣くことは目に見えています。泉州地域名産の「水なす」や「泉州たまねぎ」。出荷時には線量計で計測して「ナントかベクレル」‥となりますが、いや、地元の市や府が口をすっぱくして「安全です」と言ったところで、「風評」ほど、恐ろしいものはありませんし被害も甚大。また、大阪湾へのチップ(灰を固形化したもの)埋め立てともなれば、名産の「あなご」や「いかなご」(くぎ煮)、あるいは、だんじり祭りのシーズンに祭料理としてテーブルに盛られる絶品の「わたりカニ」…。それにも増して、府下全域の「観光」「レジャー」には大きな影響が出てくるのではないか、と。みなさん、そう思いませんか? 再考していただければ幸いですが‥。



以下、転載



■被災地不燃がれき、泉佐野市受け入れへ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120529-OYO1T00714.htm?from=main1
(2012年5月29日  読売新聞)

大阪府泉佐野市が、東日本大震災で発生したコンクリート片などの不燃がれきの処分を引き受ける方針を固めたことがわかった。不燃がれきの処理方針を決めた自治体は府内初。千代松大耕市長は「東日本大震災の復興のため、できる限りの協力をしたい」と話している。

環境省によると、広域処理するがれき量は約247万トンと試算。そのうち不燃物は129万トンにのぼる。

市はこれまで可燃物の受け入れを検討してきたが、焼却施設を共同運営する田尻町が慎重姿勢を示したため、断念。市単独で可能な不燃物を受け入れることにした。

大阪府と関西広域連合は、がれきの放射性セシウム濃度の基準を定めているが、焼却処分が前提。今後、市が独自の安全基準を決めることになる。環境省は、がれきをそのまま埋め立てる場合の基準を、1キロあたり8000ベクレルを下回るよう規定している。




■震災がれき:不燃物受け入れ方針 大阪・泉佐野市
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000e010189000c.html
2012年05月29日 12時31分 毎日新聞 

大阪府泉佐野市が東日本大震災で発生した不燃物のがれきを受け入れる方針を決めたことが29日、わかった。秋にも搬入を開始し、山間部のため池などを利用して埋め立て処理するという。不燃物の受け入れを決めた自治体は大阪府内では初めて。今後、大阪府と協議し、放射性物質の安全基準などを定める。

千代松大耕(ひろやす)市長が、ごみ処理施設を運営する泉佐野市田尻町清掃施設組合にがれき受け入れの検討を指示。当初は可燃物の焼却処理を検討していたが、「近隣住民の理解が得られない」として断念。コンクリート塊や建築廃材、金属などの不燃物を受け入れることにした。

千代松市長によると、同市の山間部には市が所有者になっている農業用ため池が多数あり、実際には使われていないものもあるという。水利権を持つ農家に協力を求める。




■東大阪市、がれき受け入れ表明…府内3例目
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120601-OYO1T00594.htm
(2012年6月1日  読売新聞)

大阪府東大阪市の野田義和市長は1日、「停滞する復興を進めるためにも、みんなで助け合うのは当たり前」として東日本大震災で発生した岩手県内の可燃性がれきの受け入れを表明した。府内での受け入れ表明は、大阪、泉佐野両市に続き3例目。

東大阪市によると、同府大東市とつくる「東大阪都市清掃施設組合」のごみ焼却施設(東大阪市水走)で処理する計画で、大東市側の了承も得られたという。

府が示した放射性セシウム濃度の基準値(1キロ当たり100ベクレル以下)を下回る場合に限って受け入れ、通常のごみ処理に支障のない1日40トンの処理を目指す。府などと焼却灰の最終処分地を調整し、受け入れ態勢を整えたいとしている。

大阪府の松井一郎知事は「府の基準値などをしっかり説明し、全面的に協力したい」と述べた。





■震災がれき:大阪の人工島・夢洲で埋め立て方針
http://mainichi.jp/select/news/20120509k0000e040251000c.html
2012年05月09日 15時26分 毎日新聞 

東日本大震災で発生した災害廃棄物(がれき)受け入れを表明している大阪府と大阪市は、同市の焼却場で焼却した上で、焼却灰を大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま=大阪市此花区)の北港処分地で埋め立てる方針を固めた。環境省は、がれきの放射性セシウムが海に流出しない方策について今月末にも府・市に提示する見通し。それを受け、府は専門家会議で安全性を確認し、正式決定する。

北港処分地は、同市内で排出されたごみの最終処分地。夢洲の385万平方メートルのうち、現在は73万平方メートルを処分場として利用している。

がれきを巡っては、府が岩手県分18万トンの受け入れ方針を表明。昨年12月、放射性セシウムについて、国基準よりも厳しい「がれき1キロあたり100ベクレル以下」との基準を策定した。府は1月から焼却場を持つ府内の市町村に焼却の受け入れを要請し、処理手順や基準を説明。しかし、住民の反発などへの懸念から大半は慎重姿勢で、受け入れ表明は大阪市にとどまっている。

同市は2月、北港処分地について、環境省に安全性の審査を依頼。同省は月内にも安全な埋め立て方法を提示するとみられる。





■東日本大震災:がれき受け入れ 関西広域連合、100ベクレル以下基準承認
http://mainichi.jp/area/news/20120317ddn008040060000c.html
2012年03月17日 毎日新聞 大阪朝刊


震災がれきの受け入れ基準などについて各府県の担当者や専門家らが議論した関西広域連合の専門家会議=京都市中京区で2012年3月16日午後、古屋敷尚子撮影
東日本大震災の災害廃棄物(がれき)の受け入れに関する関西広域連合の専門家会議(座長、山本孝夫・大阪大大学院教授)の初会合が16日、京都市であった。大阪府が昨年打ち出した指針「がれきは1キロ当たりの放射性セシウムが100ベクレル以下、焼却灰は同2000ベクレル以下」と同一の基準を事務局が提案し、大筋で承認された。25日の広域連合委員会で了承される見込み。ただし、実際に受け入れるかどうかは各市町村の判断になる。

受け入れにあたっては、被災地と輸送中、受け入れ施設でそれぞれ濃度を測定し、基準を超えた場合は被災地に戻すとした。埋め立て時に超過した場合は処理方法を改めて検討する。

受け入れ施設の一つに有力視される「大阪湾広域臨海環境整備センター」(フェニックス)については、放射性セシウムが水に溶けやすいとの懸念から慎重な意見が相次ぎ、協議を続けることになった。





■大阪湾での震災がれき処理基準めぐり 大阪、兵庫が対立
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201206020017.html
2012年6月2日

 東日本大震災で発生した災害廃棄物(震災がれき)の最終処分を巡り、兵庫県と大阪府・市の意見が対立している。各府県市が加入する関西広域連合は大阪湾の埋め立て地での処分を想定しているが、兵庫県が示した放射性物質の基準案が、大阪府や広域連合がすでに定めた基準値より大幅に厳しく、20分の1に抑えられているためだ。大阪側は「非現実的」と批判するが、兵庫側も譲らぬ構えだ。

 処分先の埋め立て地は、近畿6府県と168市町村が出資する大阪湾広域臨海環境整備センター(フェニックス)が大阪、兵庫両府県沖に持つ4カ所が想定されている。

 関係者によると、フェニックスは5月中旬、廃棄物受け入れに向けた会議を開き、大阪府市と兵庫県、神戸市の意見を聴いた。この際、兵庫県は焼却灰1キロに含まれるセシウムを100ベクレル以下にするよう提案。同月19日に開かれた広域連合の会合で、他府県に示した。兵庫県側は、漁業への風評被害への懸念を理由に挙げている。

 これに対し、大阪府は猛反発。府が昨年12月に専門家会議で決めた「1キロ2千ベクレル以下」よりはるかに厳しく、広域連合も今年3月、府の基準を統一基準として採用していたためだ。





■神戸 震災がれき問題 最終処分場の焼却灰受け入れに反対
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120601111800573928.shtml
2012年06月02日(土) 00時19分

震災がれきの受け入れをめぐり、神戸の市民団体が大阪湾の最終処分場「フェニックス」に対し、焼却灰を受け入れないよう申し入れました。

神戸の市民団体のメンバーは1日朝、「フェニックス」を管理する大阪湾広域臨海環境整備センターを訪ね、受け入れ反対を申し入れました。

「フェニックス」は大阪湾に浮かぶ最終処分場で、震災がれきを受け入れた場合、焼却灰の埋め立て候補地となっています。

市民団体は「健康への影響について不明な点が多く、安全が確保されていない」と主張しています。

「関西の環境を守れるかどうかというのは『フェニックス』さんの意向にかかっているところがあります」(市民団体のメンバー)

フェニックス側は「申し入れ内容ついて検討したい」とコメントしています。
(06/01 12:26)




■米国講演:大阪がれき焼却灰埋め立て3案について 「どんな形でも受け入れてはいけません」小出裕章
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65804725.html
2012年05月10日14:28

2012年5月9日(水)、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。ニューヨークでの講演と、大阪府市のがれき受け入れ、特に瓦礫の埋め立てについて言及しています。


▼20120509 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65804725.html


=====(文字おこし、ここまで)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんです。小出さん、こんばんは」

小出「こんばんは」

水野「よろしくお願いします」

小出「よろしくお願いします」

水野「そして東京には近藤さんですー」

近藤「はい、よろしくどうもー」

小出「はい。近藤さん。お久しぶりです。よろしくお願いします」

近藤「まあ、恐れいりまーす。どうもー」

水野「えー、小出さんはアメリカに行ってらしたというふうに聞いております」

小出「はい」

水野「え、3.11以降、データのある場所にいておきたいんだとおっしゃっておりましたけど」

小出「はい」

水野「1年少し経って、やっとアメリカにまあ招かれていたのを、いけるようになられたんだと思うんですが」

小出「はい」

水野「あちらで、まあいろんなかたともお会いになったでしょう、1番、印象に強く残ったのはどんなことでしたですか」

小出「(笑い)、えー、私は米国という国が大嫌いなんです」

水野「ええ」

小出「で、行きたくなかったのですけれども」

水野「はい」

小出「まあ、あの、米国に行ってみても、やはりそこに生きてる人は、みんな、おんなじ人間だと」

水野「うん」

小出「朝起きて、ご飯を食べて、子供を育てて、」

水野「はい」

小出「みんな苦労をしながら生きてる人が、そこにいるということを、改めて、思いました、はい」

水野「うん…この日本の放射能については」

小出「はい」

水野「あちらの方々どんな見方をして、いらっしゃいますか」

小出「はい。えー、それはですね。(ため息)事故が起きてから、日本の政府、マスコミが、様々な情報を流してきたわけですけれども。その情報が、世界で流されている情報と乖離があった」

水野「ほお!」

小出「と思います。で、世界…の方々は、日本政府が流している情報を、どんどん信じら…信じることができなくなってきたと、いうことになっていて。いったいホントはどうなのかということで」

水野「ああ」

小出「大変困っておられたんだなと、いうことを改めて思いました」

水野「はあ…。アメリカのほうが、より、実態に近いものを、伝えていたんです…か?」

小出「そうですね。え…事故が進行していた時に」

水野「はい」

小出「ま、人類が初めて経験するような事故だった、わけで。え…どんなふうにこの事故が進展するか、わからない。わからないまま、例えば原子炉建屋が爆発していくというようなことがあったわけで。たいへんみんな不安に思っていた、のですね。え…その時に日本の政府は、ただただ大丈夫だ」

水野「ええ」

小出「大したことがないというような情報を流し続けていたわけですが。もちろん、そんなことはないわけで。みんな世界中が不安に思っていた。そして米国にしても、50マイル以内の米国人は全部逃げろという指示を出していた」

水野「うん」

小出「わけで。え…そういう世界での認識と日本での情報の流れ方が、違っていたと、いうことは、…大変まあ皆さんに対して重荷を負わせたんだと思います」

水野「はあ。シカゴでも、講演なさったと聞いてますけれども」

小出「(笑)はい」

水野「このシカゴという街は、原子力にとっては歴史的な場所なんですってね」

小出「そうです。え…米国がナチスに対抗して原爆を作らなければいけないと決意を、しまして。その原爆を作るためには原子炉を作らなければいけないと、まず思いました」

水野「はい」

小出「みなさんは、日本の皆さんは、原子炉というと原子力発電と、」

水野「ええ」

小出「思うかもしれませんが。もともと原子炉というのは、原爆の材料にするプルトニウムをどうやって作ることができるかということで作られた、ものなのです」

水野「ああ、もともと電力を作るために考えだされたものではない」

小出「はい」

水野「はあ、兵器のための、プルトニウムを生成するための原子炉」

小出「そうでした。はい。で…その人類初の原子炉が動いたのが、シカゴ大学、のフットボール場があったのですが。」

水野「ええ」

小出「その観客席の下にちょっとした巨大な空間がありまして。そこで、初めて原子炉が動き出したという、そういう歴史があった、街です」

水野「はあ……。じゃあそこで取り出されたプルトニウムが、結局は原爆…として使われたことになるわけですよね」

小出「はい。ただあのシカゴ大学でできた原子炉は、いわゆるおもちゃのような原子炉で。ようするに原子炉というものができるかどうかという、そのことすらわからなかった、わけで。ようやく原子炉が動くということがそこで分かった」

水野「う~ん」

小出「そこであの…後はプルトニウムを作るための原子炉は、ワシントン州のハンフォードというところに、巨大な原子炉を、作って、初めて、取り出すことができました」

▼ハンフォード・サイト - Wikipedia

水野「はぁああ。原子力がどういう形でこの世に存在し始めたかっていう歴史を見ると、それは戦争だったってことですね」

小出「そうです。それで私にとってはまあ自分が歩み始めた原点なわけですから、一度は行ってみたいと思っていました。」

水野「はあ。そこで、どんなメッセージを送られたんですか」

小出「はい。まああの日本というこの国が、いま福島原子力発電所の事故に直面しているわけですが。それがどういう内容なのかということと、日本というこの国が、どのように原子力に関わってきてしまったか、っていうことを聞いていただいて。やはり、原子力は放棄すべきだという話を聞いて頂きました。」

水野「さて、帰ってこられたら大阪で、今、注目されている問題の1つがですね」

小出「はい」

水野「瓦礫の処理です」

小出「はい」

水野「これにつきまして、大阪府と大阪市が、え…震災瓦礫をですね、此花区にある人工の島であります夢島で、焼却した灰を埋め立てて処分すると、いう方針を固めた模様です。」

小出「はい」

水野「この、焼却した灰を埋め立てるということについて、どうお感じですか」

小出「やってはいけません」

水野「ふうむ」

小出「はい」

水野「これは、小出さんはやってはいけないとおっしゃって、いた、んですが」

小出「はい」

水野「でももう、環境省と最終調整に入った模様なんです」

小出「はい」

水野「で、具体的な方法を環境省がいくつか提示しております」

小出「はい」

水野「え…1つずつ、どういう意味なのか教えていただきたいんですが」

小出「はい」

水野「まず1つが、焼却灰を処分地に『直接』埋め立てる」

小出「はい」

水野「これはどうですか」

小出「いけません」

水野「……まったくいけません?」

小出「はい!」

水野「はい、では…『セメントで固めた灰』を埋め立てるこれはどうですか」

小出「いけません」

水野「…なんでセメントで固めてもダメなんですか」

小出「放射性物質というのは、発生した現場にとことん閉じ込めるということが原則であって。もともと福島のもの、福島あるいは汚染地のもの、を大阪に持ってくるというそのこと自身がいけないのです、やっては。はい。で、やってはいけないし、出てきたその、焼却灰というものは放射性物質を濃縮していますので、それをそれぞれのとこで受け入れるなんてことを、引き受けてはいけないのです。…元のあった場所に戻して一括して責任をもってお守りをするということをやらなければいけないのです」

水野「ええ」

小出「どんな形でも受け入れてはいけません」

水野「灰は受け入れてはいけない」

小出「はい」

水野「どんな形でも駄目だとおっしゃいましたが」

小出「はい」

水野「今の案でですね、セメントで固めるのはコスト的に高いから、1番有力だと見られているのは、『ゼオライトを使う』案だそうです」

小出「ふふふ。はい」

水野「これは、放射性セシウムを吸着させる…」

小出「はい」

水野「ゼオライトをまず敷いて、」

小出「はい」

水野「その上に、灰を埋め立てるという案です」

小出「はい。あの、何がしかは効果がもちろんあります。ゼオライトにはセシウムが吸着するという性質がありますので、何がしかは効果があるし、セメントに固めてしまえば、セメントが崩れ落ちるまでは、何がしかの効果が、あります。しかし、本当はだからそんなことはやってはいけない。原理・原則ということはやはり今、考えていただきたいと私は思うし。本来であれば…それぞれの場所に焼却施設を作って、そこで焼くということを、政府にやらせなければいけないのです。」

水野「ええ」

小出「なんでそれをやらせないままに、それぞれに自治体が安易に引き受けてしまうのか、私にはまずそれがわかりません」

水野「ふうーん。確かですね、2月頃でしたか、大阪維新の会の方たちが、小出さんのところに大勢で出向かわれて、」

小出「そうです」

水野「この瓦礫の処理の話、聞かれたんじゃないんですか?」

小出「そうです。あの、私はその時にも、今聞いていただいたように、原則は現地でちゃんと処理をして、焼却施設を作ってそこで焼くことだと私は聞いて頂きましたし。でも、今のような無策な政府がある限りは、仕方がないから全国の施設で引き受ける」

水野「焼くことについてはですね」

小出「はい。」

水野「引き受けるとしても」

小出「はい。焼く可能性はあると言いましたし、焼く場合も、ちゃんと、環境に放射性物質をばらまかないような、フィルターをきちっと付けなければいけない。そして出てきた焼却灰は、現地に返さなければいけないと、いって、維新の会の人たちにもう、本当にあの、何度も何度も言ったつもりです。」

水野「皆さん反応いかがでした?」

小出「ええ、まあ、私がいた…場所ではみなさん聞いて下さっていた、ようでしたけれども。え…今のような結末になるのだとすれば、なん、何を聞いて下さっていたのかなと、思います」

水野「近藤さ~ん」

近藤「はい」

水野「いかがですか」

近藤「うーん。それは…先生、が言っている意見が通らなかったというのは、大阪の、維新の会の、人たちをコントロールするもっと偉い人がそういう考え方だっちゅうことなんですかねえ」

小出「多分そうだと思います」

近藤「うーーーん……。」

水野「そうですか。もう、ゼオライトで行く分かは効果はあるけれども。まあ、抜本的なところの考え方が方向性が違うというふうな、小出さんのお考えですよね」

小出「そうです。」

水野「うーん。このまま行ってしまうんでしょうか。大阪府と市は国と調整をしているようです。どうもありがとうございました」

小出「ありがとうございました」

近藤「どうもー」

小出「どうもー」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました。」

=====(文字おこし、ここまで)





■【コラム】 【ドイツ】放射性廃棄物の回収へ向けた試験的作業が開始!
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0603&f=column_0603_005.shtml
2012/06/03(日) 05:18 サーチナ
     
ドイツ・ニーダーザクセン州にある老朽化したアッセ放射性廃棄物貯蔵所から核廃棄物を回収すべく、1日から試験的作業が開始された。現段階で回収そのものが可能かどうかは、不明である。フォークス誌オンライン版が1日、報じた。

ドイツ連邦放射線防護庁(BfS)によると、岩塩の採掘坑であったアッセには、地下750mに約46,930?の放射性廃棄物が12万5,787本の容器に保管されている。そこに毎日1万2000リットル前後の地下水(塩水)が浸水。技術的に容器の回収が困難になる危険性がでてきた。

そこで、どのような状況か調査するために、第7貯蔵室が掘削されるのである。また、老朽化によりアッセの一部が崩壊の危機にあり、坑道の天井の岩が崩れ落ちる可能性にも脅かされている。

最悪の場合、回収作業の開始は2036年から

旧岩塩鉱山での作業は原子力法の下、厳しい要件を満たさなければならない。回収が可能でも数十億ユーロのコストが必要になる。さらに、すべての13貯蔵室の掘削、放射性廃棄物の中間貯蔵施設の確保等多くの問題が立ちはだかっている。

これらの理由から、回収作業の開始が24年後の2036年まで引き延ばされるかもしれない。

ドイツ連邦放射線防護庁(BfS)は、回収の他に2つのオプションについても検討した。1つは、同鉱山のより深い地層への処分。2つ目は、特殊なコンクリートによる埋め戻しである。これらの代替方法では、放射性廃棄物は現在の場所に留まることになる。


アッセ放射性廃棄物貯蔵所
http://news.searchina.ne.jp/2012/0603/column_0603_005.jpg

アッセⅡ鉱山では1909年から1964年までの間、炭酸カリウムと岩塩が採掘された。1967年から1978年まで低中レベル放射線廃棄物が貯蔵された。もともとはそこに最終処分場が検討されていた。同貯蔵所は、環境省内のドイツ連邦放射線防護庁(BfS)の管轄下にある。

(情報提供:ネット選挙ドットコム)



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