2012年6月9日土曜日

■民主党に“白旗” バケの皮剥がれた橋下徹 (日刊ゲンダイ)


民主党に“白旗” バケの皮剥がれた橋下徹 
http://isukeya.iza.ne.jp/blog/entry/2708612/
06月02日 日刊ゲンダイ


正体見たり。ついに橋下徹大阪市長のバケの皮が剥がれた。

関西電力の大飯原発再稼働に反対してきた橋下が「事実上の容認」に転じた件である。橋下はきのう(1日)の記者会見で、「細野大臣が『暫定的な安全基準で過渡的な安全判断である』と明言した」 「発送電分離など『電力供給革命』に道筋が見えてきた」と説明。

「現実の政治というのは、その時々に応じて判断しないといけない」と言い訳しながら、自らの“変節”の理由を並べていた。

そのうえ、次期衆院選で民主党と全面対決することも撤回。「『民主党に国の統治は任せられない』と言ったのは、暫定的な安全基準なのに『安全宣言』したから。今回、細野大臣が『暫定的』と正直に認めたから、(倒閣の)前提事実はなくなった」とアッサリ白旗を揚げたのだった。


■「変節」「豹変」「言い訳」の記者会見   

あまりの豹変ぶりにフジテレビの安藤優子キャスターにまで「今まで言っていたことは建前だったんですね」と皮肉られていた。

原発再稼働問題の取材を続けているジャーナリストの横田一氏もこう言った。

「会見では完全に弱腰でした。これで維新の会のイメージダウンは避けられないでしょう。形式的に手続きを踏めば、官僚の作った『数字』を信じるのか。結局、官僚に手玉に取られる並の政治家だとわかりました」

でも、これが橋下という男の本質だ。ハデな攻撃は注目を集めるためのポーズ。計算ずくで相手を完全に敵に回さず、だから、悪者にもならない。

「橋下さんのうまいところは、『結論』を言わないことです。原発再稼働も発言をよく聞くと、原発の是非ではなく『プロセス』を批判していた。彼はリアリスト。本気で再稼働に反対したら、財界が選挙で協力してくれなくなるのをわかっている。記者会見では『暫定的』という言葉を何度も繰り返していましたが、電力使用ピークの夏を過ぎても政府が原発の稼働を止めなければ、一転、文句をつけるための下地づくりでしょう。(地元記者)



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